転職アカホン講座
転職回数が多いと受からない?短期離職が多くても内定を取る人の共通点と対策
「転職回数が多くてなかなか面接に受からない」
「転職回数について聞かれると上手く答えられなくて、頭が真っ白になる」
こんな経験はありませんか?
確かに、転職回数が多いと面接官の目は厳しくなりやすいです。
採用しても、またすぐに辞めてしまうのではないかという懸念が残るからです。
でも「転職回数が多い=採用されない」ではありません。
評価が分かれるポイントは、転職回数そのものではなく、それをどう整理して伝えられているかです。
この記事では、転職や短期離職を繰り返してきた人でも面接を通過するために、どのように受け答えを組み立てればよいのか、具体的な回答法を解説します。
- そもそも「転職回数が多い」とはどのくらいから?
- 転職回数が多いと受からないと言われる理由
- ① またすぐに辞めてしまうのでは?
- ② 職場に問題があったのか、それとも本人に原因があるのか?
- ③ 自社に本気で入りたいのか?
- 転職回数が多い人によくある落とし穴と避け方
- 落とし穴① 退職理由を複数並べてしまう
- 落とし穴② 謝罪から入ってしまう
- 落とし穴③ 志望動機が「給与・安定」ベースになっている
- 転職回数が多くても面接が受かる人の共通点
- 転職回数が多くても受かる人が使っている回答法
- STEP 1|事実を端的に認める
- STEP 2|一貫した軸で転職歴を再編集する
- STEP 3|「なぜ今回は違うのか」を具体的に語る(1分以内)
- 転職回数が多いことを「どう伝えるか」が大切
- 関連記事
そもそも「転職回数が多い」とはどのくらいから?
今の時代、転職は珍しいことではありませんが、実際にはどのくらいから「多い」と思われるのでしょうか。
Geekly Mediaでは、一般的には20代で3回以上、30代で5回以上、40代以降で7回以上の転職経験があると、「転職回数が多い」と面接官に判断される可能性があると記されています。
一方で、転職動向調査2026年版(2025年実績)によると、正社員として働いている20代〜50代の男女が「転職回数が多い」と感じ始めるラインは、平均で7.2回という結果が出ています。
このことから、採用現場が「定着性」を懸念する基準と、働く人々が「キャリアの選択肢」として許容する回数の感覚には、やや乖離があることがうかがえます。
自分では「まだ一般的だ」と思っている回数であっても、企業側の視点では「早期離職の懸念あり」と映ってしまうリスクがあるのです。
特に、各社の在籍期間が1〜2年未満といった短期離職が複数続いている場合には、より厳しい評価を受けることもあるでしょう。
転職回数が多いと受からないと言われる理由
対策の第一歩として、転職回数の多い候補者を見たときに、面接官の頭の中ではどのような疑問が浮かんでいるのかをまず把握しておきましょう。
① またすぐに辞めてしまうのでは?
企業が最も懸念しているのは、入社後の早期離職リスクです。
採用には時間やコストがかかるため、短期間で退職されてしまうことは大きな損失につながります。
過去に短期離職が続いている場合は「今回も同じように辞めてしまうのではないか」という不安を持たれやすくなります。
② 職場に問題があったのか、それとも本人に原因があるのか?
複数回の離職がある場合、その理由がどこにあるのかを見極めようとします。
たとえば、職場環境や業務内容に問題があったケースもあれば、働き方や考え方など、本人側に要因があるケースも考えられます。
特に、退職理由が一貫せず、他責的な説明が続いてしまうと「同じことを繰り返してしまうのではないか」と判断されやすくなります。
③ 自社に本気で入りたいのか?
もう一つ見られているのが、志望度の高さです。
転職回数が多い場合、面接官は「内定が出ればどこでもいいのではないか」「自社でなくてもいいのではないか」といった点を気にする傾向があります。
志望動機が曖昧だったり、他社との違いが語られていなかったりすると、この懸念を強めてしまう可能性があります。
転職回数が多い人によくある落とし穴と避け方
落とし穴① 退職理由を複数並べてしまう
転職ごとに理由が違うと、「一貫性がない人」と見なされます。
各転職の背景を「手に職をつけたかった」「自分に合う環境を探していた」など、1つの軸にまとめて語ることが大切です。
落とし穴② 謝罪から入ってしまう
「転職が多くて申し訳ないのですが…」という入り方は、自信のなさを露呈します。
転職した事実は変えられません。
それを糧にして何を学び、今回の転職ではどのように活かすのかを堂々と語る姿勢が必要です。
落とし穴③ 志望動機が「給与・安定」ベースになっている
「正社員で安定したいから」という動機は、企業側には響きません。
正社員採用を目指すなら、「この会社で○○のスキルを活かして△△に貢献したい」という企業側のメリットを軸にした動機を伝えましょう。
転職回数が多くても面接が受かる人の共通点
実際に選考を通過している人には、いくつかの共通点があります。
それは、過去ではなく「これから」を伝えられていることです。
たとえば、「これまでは職場環境のミスマッチが続いてしまいましたが、その経験を通して、自分が長く働くために必要な条件が明確になりました」といったように、過去の経験を単なる事実ではなく、学びや反省として整理していることが特徴です。
企業は完璧な経歴を求めているわけではありません。
これまでの経験から何を考え、次にどう活かすのかを重視しています。
転職回数が多くても受かる人が使っている回答法
転職回数について問われたとき、多くの人がやりがちなのが「言い訳を重ねる」パターンですが、これは逆効果です。
以下の3ステップを使って、面接官に響く効果的な回答を作成しましょう。
STEP 1|事実を端的に認める
まずは転職回数の多さを素直に認めます。
ごまかしや言い訳から入ると、それだけで「誠実でない人」という印象を与えてしまうため、注意が必要です。
「これまでに5回の転職をしており、在籍期間が短い時期もございました。」
シンプルに事実を述べ、次のステップへ進みます。
STEP 2|一貫した軸で転職歴を再編集する
ここが最大のポイントです。
バラバラに見える転職歴も、よく振り返ると「軸」が見えてくるはずです。
たとえば「手に職をつけたい」という思いが根底にあるなら、こう語れます。
「振り返ると、どの転職も『手に職をつけて長く働ける環境を探す』という思いが根底にありました。ただ、入社前の情報収集が十分でなく、実際の業務内容や環境とのギャップを自分の力で乗り越えられなかったことが、退職につながっていたと反省しています。」
転職の動機が「場当たり的」ではなく「一貫した軸の中でのブレ」だったことを示すことで、面接官の見方が変わりやすいです。
ここは深掘りの質問もされやすい部分のため、これまでの退職理由を入念に整理しておきましょう。
STEP 3|「なぜ今回は違うのか」を具体的に語る(1分以内)
ここでは「熱意」をアピールすることが重要です。
ただし、「御社で長く働きたいです!」という抽象的な言葉は逆効果につながるケースもあるため、必ず具体的な根拠を添えましょう。
「今回御社を志望したのは、〇〇という事業領域で△△のスキルを身につけられると判断したからです。入社前にOB訪問や面接口コミなどで実際に働いている方の声を確認し、自分の適性と職場環境について事前に確認しました。過去の反省を活かし、今回は根拠を持って長期的に貢献できると確信しています。」
「なぜここか」「なぜ今回は長く働けるのか」ということをこれまでを踏まえて具体的に語れると、採用担当者の懸念は大きく払拭されるでしょう。
転職回数が多いことを「どう伝えるか」が大切
転職回数が多い人でも、内定を獲得しています。
それは「自分の転職歴を正しく語る力」を持っていたからです。
ただ、その「語る力」を一人で磨くのは簡単ではなく、自分では気づけない回答の癖や、企業ごとに異なる面接の傾向は、外から見てもらうことで初めてわかることがほとんどです。
だからこそ、転職エージェントを活用することが、最も確実な選択肢です。
さらに転職アカホンでは、企業ごとの面接口コミや実際に聞かれた質問内容を掲載しています。
面接前に事前にチェックし、対策の精度を高めて内定獲得を目指しましょう。
関連記事
転職の平均応募社数は約8.8社。複数応募がおすすめできない理由と企業選びの本当のコツ
転職の平均応募社数は約8.8社。複数応募がおすす...
平均応募社数「約8.8社」と聞いて、 あなたはどう思いますか? 参考:マイナビAGENT 転職活動では何社受けるのがベスト?平均応募社数や選考対策のノウハウを紹介 転職...